- 今週のあれこれ

2009/05/19/Tue.今週のあれこれ

ラボに転がっているマスクを、インフルエンザが蔓延している大阪に売りに行こうかと考えた T です。こんばんは。

研究日記

5 月 16 日 (土)。朝から仕事。午後は LEGO を買いに出かけた。前回前々回と同じシリーズで、この日は "Race Rider" を購入した。親に LEGO をねだっていた 20 年前のことを思うと信じられないペースである。そして、それよりも恐ろしいのは、購入を重ねるたびに感動が激減することである。「今日のキットは前二者に比べるとイマイチだな」などと偉そうに批評しておるわボケ。とても哀しい。

5 月 17 日 (日)。夕方から仕事。2 本目の論文の proof を校正して publisher に PDF ファイルを送信した。PubMed に index されればこの仕事も終わる。

5 月 18 日 (月)。実験や学会の準備など。夜は病院に行き、ボスと 3 本目の論文を書き直した。普段はメールでやり取りしているが、submission 直前には面を突き合わせて discuss しながら文章を練る。どれだけ通信手段が発達しても、こういう作業はなくならない。論文を仕上げた後、ボスと呑みに行った。体調が芳しくないのか、ボスが早めに切り上げたのが気になった。

5 月 19 日 (日)。大学の研究ユニット (俺が今春から出入りしている施設) のシンポジウム。朝イチで特任助教が発表。昼休みに 3 本目の論文を CR 誌に submit した。午後からはシンポジウムのタイムキーパーを仰せつかっていたので、ストップウォッチで時間を計り、チンチンとベルを鳴らす。途中で飽きたので居眠りをしてしまう。ベルは特任助教が代わりに押してくれたようだ。夕刻に抜け出し、明日からの学会の準備と、新テクニシャン嬢の実験の下準備、細胞の培養などを行う。無駄に慌ただしい。落ち着いて研究に専念したいという想いは日に日に強くなり、それが留学願望を増幅する。留学したからといって研究に集中できる保証はどこにもなく、これが一種の逃避思考であることはわかっている。

数日分の日記をまとめて書くという悪い癖ができてしまった。書きたいことは沢山あるし、改めたいとは思っている。日記を書く時間 (= 落ち着いて物事を考える時間) は毎日確保したいものだ。何もない地層から石油が湧いてくることがないように、天から無償でアイデアが降ってくることもない。持続的な思索だけが何かの拍子に閾値を越えることができる。