- 情報の選択的引き篭もり

2008/04/27/Sun.情報の選択的引き篭もり

GW はどうしようかなと考えている T です。こんばんは。

今週末も完全休養。やることがないし、やりたいこともない。MHP2G をプレイしながらネットでダラダラしている。気が付けば夕方とか、そんな感じ。食料はコンビニの麻婆豆腐。箸を付けられるかスプーンを付けられるか、それが週末最大のスペクタクル。死ね俺。

話を変える。聞くのも嫌な話題ってのは誰にでもある。が、情報というものはどこからともなく流れてきて自分の耳に入ってしまう。ちょっと前まで、聞きたくない話を聞かないようにするには、世の全ての情報を断つ、すなわち隠棲するくらいしか方法がなかった。昔の情報量は少なかった。テレビ以前のメディアといえば、ラジオ、新聞、それに書籍・雑誌くらいしかなく、しかも簡単に校閲される程度の量しかなかった。新聞は不愉快だから読まないと決めた途端、もう読むものがなくなった。情報的には完全に隠棲している。

ところがインターネットというものができて、どう考えても一人の人間には処理しきれないほどの情報が、濁流のごとく駆けつけてくるようになった。これだけの情報量があると、「自分に都合の良い話題」だけで情報処理能力を飽和させることができる。耳に心地良い話題しか聞かず、しかも情報的に隠棲することなく、何となく世間で起こっていることはわかるという、そんな生活。情報面に限れば、宦官に囲まれた中華の愚帝がごとき桃源郷、と言えないこともない。

RSS リーダーに、自分にとって好ましいサイトのフィードを数百件もブチ込めば、そのような情報環境を構築することができる。実際にやってみるとわかるが、至極快適だ。テレビや新聞など、数百万人を対象にしたメディアには雑音が多過ぎる。

「それではダメだろ」と否定するのは簡単だが、これまでに人類はそのような情報生活を送ったことがないので、実は何とも判断できない。いや、まァ、基本的にダメなんだろうけれど。