- "Immuno-" は m が重なっているところが好き

2008/04/28/Mon."Immuno-" は m が重なっているところが好き

辛いものを食べると鼻の頭に汗が浮かぶ T です。こんばんは。

研究日記

大学院の教務に学振関係の書類を提出。M先生と研究員君のラボ (建物が改装されて今年度から真新しい内観になって羨ましい。しかも広い) でサンプルを受け取ってから職場へ。

午後からテクニシャン嬢と組織の凍結切片の作成。切片を作成して免疫染色するのはおよそ 20ヶ月ぶり。抗体反応の条件設定もあるので、今回は 2サンプルから数枚のスライドを作成しただけだが、本番は 28サンプルである。テクニシャン嬢が「うえー」と喚いていた。さすがに 28サンプルはリアリティがないな。14サンプル × 2回あたりが落とし所か。

切り出した組織を検鏡する。細胞が稠密に集合して組織が形成されている様はやはり美しい。この美を観察するためには細胞が単層となるように切片を薄くせねばならず、ゆえに少し難しいのだが、その価値はある。この種の美にはいつも敏感でありたいものだ。

切片はホルマリン固定し、1次抗体と反応させて終了。明日は休日だが、2次抗体を反応させる予定。動物実験の仕事もあるし、久々の休日出勤。6月初頭に国際学会の締め切りがあるので、GW 後は忙しくなる。今年度は俺もネタ切れ気味なので、頑張ってデータを出さないと国際学会は難しい。やはり年に 1度は海外に行きたい。昨年と一昨年は 2回ずつ日本を出た。

どうでも良いが、indirect immunostaining を "IIS" と略せば格好良いな。そういえば IFM というのもあった。Indirect flight muscle (間接飛翔筋) のことで、ショウジョウバエの研究でよく出てくる。この筋肉に異常が生じるとハエは飛べなくなるので、変異体のスクリーニングが非常に簡便である。

夜はセミナーで助教の先生が発表。その後、ボス、助教の先生、テクニシャン嬢と一緒にインド料理屋でカレーを食べる。ナンが旨かったが、異様に腹応えもあった。