複数の要素が格子状に配置された行列において、「行」と「列」は次のように定義される。
列A | |||||
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行1 | A1 | B1 | C1 | D1 | E1 |
A2 | ・ | ・ | ・ | ・ | |
A3 | ・ | ・ | ・ | ・ | |
A4 | ・ | ・ | ・ | ・ | |
A5 | ・ | ・ | ・ | ・ |
ところが五十音表では、「あいうえお」は「ア行」、「あかさたな……」は「ア段」と呼ばれる。
ア行 | |||||
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な | た | さ | か | あ | ア段 |
・ | ・ | ・ | ・ | い | |
・ | ・ | ・ | ・ | う | |
・ | ・ | ・ | ・ | え | |
・ | ・ | ・ | ・ | お |
おかしくないか、コレ。「あいうえお」は「ア列」と呼ぶべきだし、「あかさたな……」は「ア行」と称すべきだ。例えば「マ行4段活用」は「マ列4行活用」とするのが相応しいと思うのは俺だけか。それが嫌なら下のように五十音表を改訂すれば良い。
ア列 | |||||
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ア行 | あ | い | う | え | お |
か | ・ | ・ | ・ | ・ | |
さ | ・ | ・ | ・ | ・ | |
た | ・ | ・ | ・ | ・ | |
な | ・ | ・ | ・ | ・ |
これなら「段」を「列」に言い換えるだけで「マ行4列活用」ということができる。違和感は少なくなるはずだ。しかし、横書きの五十音表には激しい抵抗感が湧くなあ。