- 絵画教室二十五回目

2012/05/05/Sat.絵画教室二十五回目

絵画教室二十五回目。四枚目の水彩画の五回目。モチーフは熱帯魚(の写真)。

GW のせいか、講師と生徒が同数という、ある意味では贅沢な教室となった。

魚に色を塗りたくった後、細い面相筆で絵具を落とし、体表の明るい斑点を表現していく。斑紋は腹から背の方に列をなしているように見えるが、よく観察すると、頭側の斑点二つに対して尾側に一つの斑点ができているようである。二箇所の地点からの影響をともに受ける場所で同様の switch が入る、というのは発生でしばしば見られる仕組みである。

この魚が大きくなるとどうなるのだろうか。斑点の数が増えるのだろうか、それともそうではなく、斑点の間隔がただ広がっていくのだろうか。これは膨張する宇宙において星々がどうなっていくのかという古い議論と似ているよなあ。両者の決定的な違いは、魚が大きくなるのは細胞が分裂ないし成長しているからで、すなわち外部からのエネルギー供給の結果であるという点である。

などと考えながら斑紋を描き終え、これで終わりと勝手に決めて片付けをしていたら、講師氏から「もう少し描き込みましょう」と言われてしまった。早く次の絵に移りたいのだが……。

夜はフランス料理屋で晩餐。

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