- 絵画教室二十三回目

2012/04/07/Sat.絵画教室二十三回目

絵画教室二十三回目。四枚目の水彩画の三回目。モチーフは熱帯魚(の写真)。

大きな面積を綺麗に塗ることができない、というのが前回の問題点であった。講師氏に相談すると、それでは一度見本を見せるから練習してみろ、ということになった。

要点は難しくはない。大量に——自分が思っていたよりもかなり大量に——絵具をひねり出し、広い面を塗るからといって決して薄くは溶かず、むしろ濃いめに調整して刷毛にたっぷりと含ませ、思い切り良く(これが初心者にはなかなかできないのだ)ザザッと塗ってしまう。なんだか荒いなあと思ったが、そんなものらしい。

とりあえず講師氏の真似をして塗ってみる。なるほど良い感じである。アシスタント嬢には「手首が固い」と指摘されてしまったが。

手首を固定しないとピペットマンは操れない。手首に限った話ではないが、私が無意識に想定する「作業」「操作」のイメージは、日々の実験が基準となっている。それと同時に、「絵は繊細なものだ」という思い込みもある。だから、「ここはグリグリ〜ッと塗ってサササーッと雰囲気を出しましょう」というアシスタント嬢の助言に驚くこともしばしばである。「そんな程度で良いのか」と訝しんでしまう。何を言っているのかわからないことも多い。でもそれが楽しい。

夜はイタリア料理屋で晩餐。

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