イヌとネコの違いを考えるとき、ヒトとのコミュニケーションという要素は無視できない。
昔、SONY が、ヒトとのコミュニケーションをテーマにした AIBO というロボットを売り出したが、これはイヌを模した形をしていた。バウリンガルという商品も存在した。これもまたヒトとイヌとのコミュニケーションを題材としたものである。最初に採り上げられるやはりイヌであって、決してネコにはならない。
日本が誇るネコ型ロボット、ドラえもんがあるじゃないか。しかし彼はネコの象徴である耳を欠いた姿で登場する。この造詣は非常に興味深い。
『南総里見八犬伝』も同様で、八房がネコだと話が成立しない。イヌあるいはネコが登場する物語については、いずれ表にでもまとめてじっくり眺めてみたいと考えている。