- 京阪本線踏破行 (1)

2008/08/16/Sat.京阪本線踏破行 (1)

カメラを手に歩いてきた T です。こんばんは。

起床し、特に目的地も決めずに外に出てみると、思ったより涼しかったので、しばらく高野川沿いを歩くことにした。途中で、このまま京阪本線沿いに歩くことに決め、最寄りの出町柳駅から中書島駅までを踏破した。具体的には、出町柳 - 丸太町 - 三条 - 四条 - 五条 - 七条 - 東福寺 - 鳥羽街道 - 伏見稲荷 - 深草 - 藤森 - 墨染 - 丹波橋 - 伏見桃山 - 中書島。地図上の直線距離は 10 km 程度に見えるが、道を探しながらウロウロしたので、実数は恐らく 15 km ほどかと思われる。

装備は、

何も考えていなかったので、仕事に行くのと同じ服装で出かけてしまった。PSP は MHP2G をするため……ではなくて、無線 LAN を拾ってネットに接続するため。地図サイトを表示すればナビ代わりになる。携帯電話のディスプレイで地図を見るのは少し辛い。

出町柳 - 七条

この区間は路線が地下に埋まっているので、ひたすら川沿いの遊歩道を行く。高野川は出町柳付近で鴨川に合流するので、以後は鴨川沿いを進む。

鴨川遊歩道鴨川の橋下

三条あたりで携帯電話で話している女性がいた。「はい……はい……、すみません……、今はちょっと四国に帰省しておりますものですから……、ええ、ちょっと無理ですね」。そうか、ここは四国であったか。

東福寺 - 伏見稲荷

七条 - 東福寺間で、京阪本線は地上に表れる。また東福寺で、京阪本線と JR 奈良線が接続しており、この 2線は以後、伏見のあたりまで並走している。したがって線路沿いに歩いていると、1分間隔 (あくまで実感だが) で電車が行き交うのを目にすることができる。踏み切りも頻繁に明滅している。また、鴨川とは別に琵琶湖疏水が表れ、京阪本線は以後これに沿って進むことになる。

JR 奈良線京阪電車琵琶湖疏水JR 奈良線JR 奈良線

割と大きな工場もあったので周囲をグルリと回ってみるが、壁がやたらと高いのでなかなか思うように接近できない。

工場工場琵琶湖疏水・JR 奈良線・工場工場工場高架下

深草 - 藤森

電車の撮影は、とにかく難しいの一言に尽きる。まず、撮影ポイントが非常に限られているということ。許された僅かな範囲で、障害物 (金網、鉄条網、鉄柵、踏み切り、信号などなど) を避けながらアングルを探さねばならない。そして当たり前だが、被写体が高速で動いているということ。これには本当に泣かされた。電車を待ちながら何十枚も撮ってみたが、どうにか使えそうなのはここに挙げた数枚のみ。とても満足のいく出来栄えではない。鉄道オタクの苦労を少し垣間見た。いやホント、電車撮影は紳士のスポーツだなァと思う。

琵琶湖疏水遊歩道朝顔京阪電車京阪電車京阪本線

丹波橋 - 中書島

丹波橋に到着した頃にはヘロヘロになっていて、ここで帰ろうかとも思ったが (特急が止まるので)、休憩して考え直す。東福寺以降、とにかく田舎景色の連続で、食事をするところもロクにない (お盆ということもあるが)。しかし伏見桃山の駅前はよく開けていて、牛丼を口にすることができた。ここなら餓死せずに暮らすことができるなあ。そして中書島。周囲をウロウロとしたが、京阪本線沿いに歩ける道を見付けることができず、リタイア (中書島にも特急が止まる)。

京阪本線伏見宇治川水門

次に再開するときは、中書島までは電車に乗って、そこから歩くということになるだろうか。一応タイトルには「(1)」と銘打っておいたが、「(2)」がいつになるのかは未定。

疲れたが、寝るのは大文字焼きを観てからにする。

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