- Murmur

2008/07/26/Sat.Murmur

がっぷり四つの独り相撲、T です。こんばんは。

よく考えてみれば「独りよがり」っていう言葉も何だかスゴいよな。

取組が 1分を越える相撲を俗に「大相撲」という。延長戦に突入した野球を「大野球」、ロス・タイムに至ってもまだ同点であるサッカーを「大蹴球」、最終セットでタイ・ブレークまでもつれ込んだテニスを「大庭球」……とは言わない。

イッポン

対戦スポーツの終了原則にはターン制 (野球など)、時間制 (サッカーなど)、ポイント制 (テニスなど) がある。相撲は「時間無制限一本勝負」であり、ポイント制の変種と考えられないこともないが、これは実に異様なルールである。本来なら柔道や剣道も時間無制限であったと思われるが、時代の要請で時間制となっている。とはいえ、「一本」を取れば勝ってしまうなど、ユニークな面も残っている (「イッポン」が国際語になったことを思い出そう)。

ボクシングなどの格闘技にも KO や give up が存在するが、これはどちらかというと「続行不可能」による試合の決着であり、イッポンとは根本的に異なる。「俺はまだやれる (never give up)」という言い分は、イッポンには通用しない。イッポンを取られるということは、「これ以上やっても無駄」と宣告されることに等しい。結構残酷だ。

ポイント制のスポーツにも「コールド・ゲーム」というルールがあり、これは「やっても無駄」に近いが、そこに至るまでに少なくともリカバリーの機会は与えられる。イッポンは文字通り一発で決まるために、一瞬の油断やミスも許されない。

Wikipedia からの孫引きになるが、全日本剣道連盟による「一本」の定義は、

充実した気勢、適正な姿勢を持って、竹刀の打突部 (弦の反対側の物打ちを中心とした刃部) で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるもの

(Wikipedia - 剣道)

だという。これがスポーツのルールか、と非難するのは簡単だが、剣道その他はあくまで「道」であるから、別に何の問題もない。スポーツがやりたければスポーツをすれば良い。

Web 日記

Twitter が安定しないので更新せずに放置しているが、思い付いたフレーズを脊髄反射的にメモする場所がないとやっぱり不便だなあ、という。メモならローカルのテキスト・ファイルにでも書いとけ、Web でやりたかったら Google Docs でも使え、となるんだけど、やっぱりこのサイトと連動させたいんだよな。

アクセスするたびに更新されているサイトというのは一つの理想である (このフレーズも Twitter にメモしたはずなのだが見事に消え失せていた)。その意味で、ちょっとした空き時間に書いた独り言を RSS で吐き出す Twitter のような仕組みは面白かった (俺の場合、コミュニケーション・ツールとしての Twitter にはほとんど魅力を感じない)。が、せっかく書いたテキストがなくなってしまうのではとても使えない。

Twitter の不安定さに文句ばかり言っても仕方がないので、独り言の投降/掲載システムを自作してみた。独り言をトップ・ページに掲げているのは、RSS 全盛時にわざわざサイト本体にアクセスして頂いたことに対するボーナス・トラックという意味合いもあるので、大して面白くはなかろうが、楽しんでもらえたらなあと思う。