- ひとかどの

2007/07/14/Sat.ひとかどの

明日は休む予定の T です。こんばんは。

研究日記 愚痴日記

午前中は病院で実験。午後からホテルで、製薬会社主催の研究会。私も 10分ほど話してきた。

疲れたなー、などとボンヤリしていたら眠ってしまった。頭が痛い。懇親会には参加するつもりだったが、台風も近付いているのでパスした。

ラボの話。無能な人間の尻拭いをボスから頼まれた。断るか断らないか、迷っている。

これまでにも、同じようなことを何度も頼まれてきた。ボスには世話になっているし、仕事は仕事である。そう思って、文句を言わずに引き受けてきた。払う犠牲は大きく、残るのはイヤな気分だけ。正直いって、汚れ仕事である。しかしそれでもなお、私は性善的に考えて引き受けてきた。「情けは人のためならず」。いつか自分のためになるやもしれぬ、何か良い結果に結びつくかもしれぬ、どこかで評価もされるだろう。そういう素朴な倫理が、私に「はい」と言わせてきた。やらない内から「できません」と答えるのでは、無能な人間と同じだ。そういう気持ちもあった。

ところが現実はシビアなものであって、このような想いは誰にも理解されないことがよくわかった。何も実を結ばない。どこまで泥を被れるかという挑戦は、男の生き様の一つではある。が、自ずと限度もあろう。ヘタレの私は、そろそろ堪忍袋の緒がキレそうだ。断っておくが、ボスには何ら悪意はない。ボスからの依頼を私は黙って引き受けてきたし、ボスはボスで忙しいから、現場の機微まで把握はしていない (だから無能な連中は「ボスを通じて」尻拭いをさせようとするのだ)。

私はもっと「賢く」立ち回るべきなのだろうか。そんなマネをするくらいなら、ブチ切れる方が性に合っている。さすがに実行はしないが、一度、ボスと話し合う機会を設けた方が良いかなあ、とは思っている。忙しい彼に下らない話など聞かせたくないが、断られはしないだろう。「バカ殿にはなりたくないから、問題があったら教えてくれ」とはボス自身の弁である。こういうことを言われると、つまらないことはできるだけこっちで処理しようと思ってしまうんだよね。見た目はただのハゲたオッサンだが、なかなかの人物である。