パソコンのフォントは必要最低限の種類を除いて削除する T です。こんばんは。
阪神淡路大震災から 12年。黙祷。
頼まれた論文のチェックであるが、思わぬ労働に。α や β や µ を全角で書くのはやめような。読めないから、日本のパソコン以外では。「±」とかも全角だった。
という話を研究員嬢にしたら、「えー、私も全角で書きますよ。『あるふぁ』って入力して変換する。っていうか、日本語以外でどうやって α とか出すんですか?」と逆に質問された。おいおい。
この時期、卒業論文などを書く人も多いだろう。たとえ日本語の論文であっても、ギリシア文字を全角で入力するのは恥ずかしい。知らない人には、是非覚えてほしいので書いておく。
ギリシア文字は「Symbol」というフォントを使うのが一般的である。英文フォントの a, b, g... を Symbol フォントに変えるだけで α, β, γ... になる。HTML でギリシア文字を出したい場合は、フォントを Symbol に指定するか、実体参照を使用する。Symbol は Win にも Mac にも入っているのでフォント指定に問題はない。実体参照はフォントやブラウザに依存性があるが、ギリシア文字が表示されないということはまずない。
Symbol は明朝系 (serif)、ゴシック系 (sans-serif) のどちらにまぎれても違和感がないようにデザインされた美しいフォントである。一度つかってみてほしい。
ευρηκα!