- The YES-MAN

2006/11/02/Thu.The YES-MAN

「MURYYYYYYYYYYY!!!」と叫びたい T です。こんばんは。

「『No』と言えない日本」というが、問題になっているのは曖昧な返答の仕方であって、答えの中身が「No」か「Yes」かは、さして本質的なテーマではない。むしろ一般的に、「No」よりも「Yes」と答える方が困難を伴う。断るのは簡単だ。どこまで「Yes」と応じられ続けるか、というストイックな、あるいはマゾヒスティックな試みの方にこそ、武士的な精神が存在する。何でもサムライがエラいってわけじゃあないけれど。

幇間が極めて高度な職業であるのと同じ理由で、イエスマンになるにも強大な精神力が要求される (無論、ここでいうのは実行が伴うイエスマンである)。実は結構、ハードボイルドなのではないか。サービス業のプロとかにいそうだな。

研究日記

病院。

明日からは 3連休でテクニシャン嬢達は休み。週明けには入試があるので俺が不在。5日間ほどコミュニケーションが取れない日が続くので、詳細な実験計画を立てる。彼女達が迷わないようなプロトコルを書いて残すことの難しさは、以前に日記で書いた。こんなものを書いている内に自分で実験した方が早いんじゃないか、と思うこともよくある。もちろんそれは刹那的な感想であって、長期的に考えれば、彼女達にしっかりと実験を覚えてもらわないと回らなくなるのは目に見えている。

何度も行う実験は、その内に指示も簡略化できるようになるし、必要な時間もステップも最適化されていく。俺にできるのは最適化の速度を上げることで、それが仕事でもある。小さなグループではあるが、これがシステム作りか、と勉強することも多い。貴重な経験ではある (便利な言葉だ)。

連休中は少々実験する予定。雑用もなく実験できる良い機会である。こういうときに実験しなくなったら終わりだな、と常々思っている。