- New Face

2006/05/10/Wed.New Face

早めに帰宅した T です。こんばんは。

研究日記

病院 → 大学。今日から大学院生の先生(医者なので「先生」と書いている)が病院の方へ来られるということで、色々と見学して頂く。医学部の大学院は、俺が知っている理学部その他の自然科学系の大学院とは大きく異なる。この話を書くと非常に長くなるのでまた今度にするが、例えばこの先生は俺より 10歳も年長で、分子生物学的な実験は全く初めて、そして何よりこのような状況は何ら珍しいことではない、ということを述べれば、我が感覚とのズレも御理解頂けるのではないかと思う。

この先生の研究遂行レベルというのは上に述べた通りだが、俺としては、年上の大人な男性が職場に来てくれるということをまず喜んでいる。確かに実験技術は俺やテクニシャン嬢達の方があるんだけれど、それは単に若い頃からやっているというだけのことであって、大した問題ではない。むしろ給料の発生する仕事という視点に立ったとき、俺のような若造に最も欠けているのは様々な人生経験であって、この温厚で落ち着いた大学院の先生が持つ肩書きと知性は、俺にとって非常にありがたい。その方面ではしっかり頼らせてもらおうなどと、いささか不埒なことを考えている。