- すき焼き

2005/12/28/Wed.すき焼き

京都牛なるものを初めて食した T です。こんばんは。

山道における距離表示の問題

山を登るたびに気になることがある。

麓A と山頂B があり、麓A に「山頂まで x km」という標識が立っていたとする。この x はいったいどこからどこまでの距離なのか。仮に、麓A の標高を 0、山頂B の標高を 3、AB の距離を 5 とする。山頂B から地球の中心に降ろした線が地表と交わる点、つまり山頂B と緯度経度が同じで標高が 0 の地点を C とすると、AC の距離は 4 となる。

我々が実際に歩く道は AB であるから、x = 5 のはずである。が、一方で、標識作成者はわざわざ歩いて距離を測ったのか、という素朴な疑問もある。距離の勘定には、地図なり航空写真なりを使うのが普通のような気もする。その場合、x = AC = 4 となり、標識が後者の方法で作られているのならば、我々は常に、思っているよりも長い距離を歩くことになる。

この関係を一般化してみる。AB = AC/cosA であるから、距離 x が地図から算出されていた場合 (x = AC の場合)、実際に歩く距離 AB は x/cosA (cosA ≤ 1) となる。おい、これって大いなる欺瞞じゃないか。そう思って計算してみたのだが、勾配 10度の山道でも、AB = 1.015 × AC でしかなかった。1% しか違わないのか。誤差やん。気にしていた俺がアホだった。

研究日記

俺は明日も半日ほど実験があるのだけれど、一応、職場は今日で仕事納めということになっている。ボスに連れられて、テクニシャン嬢と共にすき焼きを頂く。どこかで聞いた店の名前だなあ、と考えていたら、ときどき司馬遼太郎が随筆に書いていた店だった。少しリッチ(死語)な気分。

そのすき焼き屋は独自の牧場を持っているらしい。そこでは、とにかく牛に旨い餌を与え、運動させずに育てているという。「メタボリック・シンドロームだな」というボスの言葉に笑った。