- 朝から佐野史郎

2005/07/27/Wed.朝から佐野史郎

電車の中ではおけいはんを眺めている T です。こんばんは。

電車に乗ってくる中高生が少ないと思ったら、もう夏休みなんだな。羨ましいが、電車の席が空くのは歓迎だ。

毎朝同じ列車の同じ車輌に乗っていると、よく見かける人の顔は覚えてくる。非常に残念なことに、かなりの高確率で佐野史郎似の男性が俺の対面に座ってくる。何が気に入らないのか、いつも鬱陶しそうな顔をしている。声は聞こえないものの、ブツブツと呟いていることも多い。失礼を承知で書くが、極めて不愉快である。

今日気付いたのだが、この男性は俺と同じ駅で下車しているのである。改札で何気なく振り返ったら、背後に彼が立っていたので心臓が止まりそうになった。もう少しで、「あっ、佐野!」と口走るところであった。さすがにそれはマズい。

彼がどこに向かうのか、知りたいような知りたくないような。幸い、覇気のない彼の歩みは緩慢であり、尾行してやろうかというささやかな誘惑は殺がれた。あとは職場が同じでないことを祈るだけである。さすがにそれはないだろうけれど。と思いたい。いや、一緒でも良いけどさ。