- 愛車よさらば

2005/03/10/Thu.愛車よさらば

ライダー失格の T です。こんばんは。

就職活動日記

昨日の日記で「担当者、死んでんじゃねえの?」と書いたその直後、「残念ながら意に添えない」というメールを受け取った。別にそれは構わんのだが、放置プレイで貴重な時間が浪費されるのは困る。先方もそれは承知のようで、

連絡が遅れましてまことに申し訳ございません。
これからも宜しくお願い致します。
これからも宜しくお願い致します。
これからも宜しくお願い致します。

って、お願いし過ぎ! 恐らくテンプレートのコピーを失敗したのだろうが、ちょっと怖かったぞ。そこまで卑屈にならなくとも……。これからも宜しくしないわけにはいかんな。

というわけで、新たな仕事にエントリー。今度は早く返事が来ると良いのだが。

バイク日記

愛車の点検も兼ねて、バイク屋に車検の見積もりを頼んだ。タイヤとブレーキ・パッドが摩耗しているから交換した方が良いと言われる。なるほど、そこは俺も気になっていた所だ。いくら大事に乗っているとはいえ、タイヤやパッドは消耗品である。ヘタれば交換、当たり前の話だ。ましてや、購入してから既に 4年が経過している。距離を走っていなくとも、そろそろ本格的な整備が必要になる時期なのだ。

見積書には、ちょっと払えないような金額が記されていた。ボラれているわけではなく、俺の予想よりも安いくらいだったが、我が支払い能力をオーバーしていることに違いはない。車検貯金をしていた最初の 2年間とは異なり、後半の2年間はバイトもせず、学会へ行くたびに破産しては親に泣きつくような有り様だったので、車検これあるを知りつつも、全く手持ちがない。潮時なんだろうなと思った。色々と。

「売るなら今だよ」と店員氏に言われる。4月になると、税金、名義変更がややこしい。3月も下旬になっては、手続きが間に合わないという。俺には、4月以降も愛車を保持する資格があるのだろうか。そんなことを自問する。そもそも、来月から自分がどうなるのかもわからない状況で、バイクもクソもないだろうと思えてくる。手放したくはない。しかし、ロクに整備もできぬまま、愛車を路上の錆とするのか。公道を走るために作られたエンジンが、火もつけられずにカバーをかぶっているのを眺めて、「俺の所有物。我が愛車」と悦に浸るのか。それは違うだろう。

愛車を売った。

歩いて部屋に帰り、即金で支払われた万札でパンパンにふくらんだ財布を壁に叩きつける。後悔はしていない。ただただ自分が情けない。そりゃあ金策をすれば、どうにか解決はできただろう。でもそれは俺にとって、何というか、「違う」としか言い様がない。何が「違う」のかは不分明だが、再びバイクにまたがれる日まで頑張れば、自ずと答えは出てくるのだろう。