- 七草粥

2004/01/07/Wed.七草粥

数年ぶりに七草粥を食べた T です。こんばんは。

春の七草は「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草」という歌があり、名前だけは簡単に覚えられる。だが知っているのは名前だけ。七草の写真と名前をシャッフルして並べられ、「対応するものを線で結べ」という問題を出されてもわからない。実に半端な知識だ。

「七草」などのいわゆる「名数」は知識欲を刺激する。これは恐らく「プロ野球 12球団の名前を全て挙げよ」などという問題で、最後の一つや二つが出ないときの悔しさが、他のタイプの問題に比して大きいからではないか。ゲーマーなどによく見られるコンプリート魂も刺激されるし。四つ五つくらいなら、割と簡単に覚えられる。これが七つとなると難しい。春の七草の短歌が作られたのも、それを克服するためではないか。

とすると、昔から人間は「おい、オマエ春の七草全部言えるか?」なあんて質問していたのだろうか。人間、大して進歩していないかもね。この手の質問は、パーフェクトで答えないと負けたような気になるという、非常に回答者のみに不利な状況を生み出す。思い出せなきゃ「わかんない」と言えば良いのに、何故か凄く必死になってしまうんだよなあ。