- 炬燵・猛将伝

2003/10/20/Mon.炬燵・猛将伝

炬燵で寝ると眠りは浅いが心地は良いので、毎年この季節には様々な夢を見る。

今朝方の夢では、O君と話をしながらひたすらチューブをボルテックスし続けていた。一つのチューブをボルテックスし続けているので、当然チューブは削れ、周囲にはプラスチックの粉末が積もり始める。それを見ながら「嗚呼かき氷みたいだ」と思ったところで目が覚めた。

昼寝の時には久々に就職の夢を見た。今回は既に就業しているタイプの夢で、俺はとあるソフトウェア会社に勤務しているのだが、書き上げたソースコードをコンパイルして CD-ROM に納めようとすると数KBほど容量をオーバーしている。今更プログラムを変更できないので、ソースコードの余分な部分を圧縮しなければならない。といっても余計なところがそうそうあるわけでもなく困っていたところ、部長さん(何故かその人は俺の中で「部長さん」として認識されている)が来て「これは、XX を外部化して XX で呼び出して云々」と言いながら、少しソースをいじったところ、見事目的の容量に減量することができた。

俺が「すごいですね」と感心すると、部長さんは「昔のコンピュータは容量が少なかったから誰もが減量化のテクを開発するのに必死だった。そこから新しいプログラミング技術が出てきたりもした。今は大容量化が当たり前になって、自由にプログラムすることに時間が割けるようになったが、同時にプログラマーの水準も落ちた」と淡々と語る。一見、ただの昔話・自慢話にしか聞こえないが、目の前で超絶テクを見せられた後なので、俺は感嘆することしきりである。

無事に仕事が終わり、部長さんが「飲みに行くか」と誘ってくれた。俺は「ああ焼き鳥食いてえ」と思ったところで目が覚めた。

今夜はまた、どんな夢を見るのか楽しみだ。