- 投稿準備中

2003/10/14/Tue.投稿準備中

2、3日更新せずにいる間に論文を書かなければいけないことになった T です。こんばんは。

以前から論文を書け書けと騒いでいた K先生、それをのらりくらりと流し続けていたのだが、どうやら今回は本気のようで、ついに「実験をストップして 12月までに書け」という最終指令が。俺はまだまだ受け流すつもりだったのだが、K先生はデスクまで寄ってきて「投稿規定が」「ジャーナルが」とうるさいので、とりあえず書き始めることに。いまだに「まあ練習で」という気分なのだが、それでもマテメソ(実験材料と方法)とアブスト(要約)を書き終えた。

卒論などと違い、現在書いているのは査読者のいる国際誌に投稿するための英文であるため、まあ色々と面倒臭い。自分の研究が面白みや意味がないものとは考えたくないし、実際、端にも棒にも掛からないとまでは思わない。論文が出れば嬉しいだろうし、Dr. T にはずっと恩返しがしたいと思い続けていたので、これはチャンスであることには違いない。

しかしそれでもモチベーションが低めで安定しているのは、K先生が投稿しようとしているジャーナルのハードルが極めて高く、今のままでは誰が書こうとも採用されないことが確実だからだ。徒労になる(丸きり無駄とは言わんが)と分かり切っている作業を行うのは、正直苦痛である。

「ジャーナルの格付けなんて関係ないよ」という威勢の良い言動とは裏腹に、K先生は物凄いブランド志向である。この傾向はジャーナルだけに留まらない。

俺に残された時間は就職活動をしながらの 1年半。これまでの例を見るにつけ、パブリッシュの可能性はまずないと見て間違いはない。