- タイの想い出 (6)

2003/01/27/Mon.タイの想い出 (6)

卒論要項 Ver. 4.2 で終了。穏やかな戦いだったが、次は本文が待ちかまえている。勝てるか?

その日の夕刻からサブキャンプの開会式。1カ国ずつステージに上って隊長が簡単なスピーチ。その後、全体開会式へと移行。3万人全員が集う開会式のために、キャンプ地の北に巨大なアリーナが作られていた。夜で勿論電灯その他の設備も充実しているわけではないから余計に広く感じたのかもしれないが、まあ広いこと広いこと。そこはすでに無国籍状態。開会式にはタイの皇太子も出席。お堅い話(といっても英語だから聞いちゃあいねえ)がすんだら、ステージ(といっても遙か遠くにあるので人の顔も判別できない)上でオーケストラがやたらとノリのいい曲ばかり選んで演奏しまくる。あとはみんなで好き勝手に踊って騒いでくれ、と司会者が言った途端、3万人からのディスコ状態に。

気付けば、すでに人は入り乱れ、何かわけもわからぬうちに騒いでいる。オーケストラがタイのポップミュージックを演奏し始めた。実は俺はバンコクのバーに行ったときに、この曲のサビの部分は歌詞・ダンスともにマスターしており(アホ)調子に乗ってタイ人の集団の中に飛び込んで披露したら大受け。

そのうちアメリカ人がやってきて「おい、俺にも何か教えてくれ」というので、コレは日本の伝説的コメディアンのギャグだ、と前置きして「三平です」を教えてやった。そいつは調子に乗って「サンペイデス、サンペイデス!!」と連呼しながら去っていった。今度はそれを見ていた他のアメリカ人が「俺にも何か教えてくれ」と頼むので、コレは日本のポピュラーギャグだ、と前置きして「宮迫です」を教えてやった。するとそいつも「ミヤサコデス、ミヤサコデス!!」と絶叫しながら退場。アホや、アイツらと思って眺めていたら、数十メートル向こうで「サンペイデス、ミヤサコデス!!」の大合唱が。

ホンマにアホや……。こうして開会式の夜は更けていきましたとさ。(つづく)