- 生物物理学会第1日

2002/11/02/Sat.生物物理学会第1日

朝 6時の新幹線に乗るべく 5時起床。ま、線虫集会のときと同じですわな。でも 11月になるとさすがに暗いし寒い。つらつらと駅に向かっていたら R女史よりコールあり。

R「T君、タクシーの電話番号知らない?」
俺「タクシー? 駅までタクシーで行くの?」
R「暗くて怖いからタクシーに乗りたい」

う〜む、タクシーの電話番号なんて知らんぞ。仕方がないので学校まで迎えにいくことに。それにしても R女史、タクシー乗ったとしても時間ぎりぎりやで。「どうしてこんな早い時間に行くのか?」って今更言われても。それにアンタ、昨日俺が「この時間でええか?」って聞いたら「OK」言うたやんか。

ま、無事に新幹線に乗り込んで名古屋へ。地下鉄に乗り換え、ようやく着いたぜ N大学。ところが、ここで重大事実判明。なんと俺も R女史も学会の年会費は払っていたが学会参加費は振り込んでいなかったのだ。受付で「お名前がございません」と言われた日にゃあ、帰ろうかと思いましたよ。仕方なく現金で払って名札をもらい、筋肉分子のセッションへ。午前中は全部アクチンとミオシンの話だったが、はっきりいってアクチン・ミオシンは研究すること残ってんの、ってな状況だった。だって研究内容が、

「ミオシンを 1分子だけとってきてビーズを付けました」「アクチン繊維を数十マイクロメートル張って回転を計測しました」

そんなんどないしてすんの??? というのが正直な感想。これで午前は終わり。ところで、昼休みの間に企業のセミナーで弁当を配っていたのだが、これをK先生は虎視眈々と狙っていた。どれくらい本気だったかというと、案内図に大きく「lanch」と書くほど。勘弁してえや。

さて、午後からは筋収縮制御のセッションになる。一番最初は N大の I先生の研究室。研究しているタンパク質の心筋型のカルシウム結合測定だが、結合数は判明しておらず。残念。その次の次が俺の発表だったのだが、タンパク質の結合モデルに質問があって、しどろもどろに。だってアチラさんは結晶作って構造見てるんやで。素人が構造うんぬんを訊かれても答えられへんっちうに。面白かったのが「昨年の年会では……」って質問された人が言ったとき。わはははは。去年の今頃、俺はこの世に筋収縮制御タンパク質なんてものが存在することすら知らんかったわ。

晩飯は名古屋駅で K先生にみそかつを御馳走になる。ごっつぁん。